この本は、
1999年4月に起きた
「光市母子殺人事件」の被害者家族・本村洋さんが
事件発生から加害者が死刑の判決を受けるまでの記録である。
正義感あふれる本村さんの姿や
加害者の奇異な犯行理由
また加害者弁護団と橋本徹弁護士(現・大阪府知事)とのバトルで
記憶している人も多いと思う。
私は本村さんの記者会見の意見、
揺ぎ無い信念をもって話す姿に
いつも心動かされていた。
いったいどういう人なのか
被害者家族になっても
なお信念をもって頑張れる彼の境遇が
非常に気になった。
この本を読み、
彼が多くの人に愛され、支えられていることがわかった。
そして絶望の中をさまよっていたこともわかった。
でも絶望の中、支えてくれている人がいるから
また亡くなった弥生さん・夕夏ちゃんの愛情があったから
彼は生きていくことができたこともわかった。
この本から
事件についてや司法についての憤り、マスコミに対する疑問も芽生えたが
この本で一番心に響いた言葉について取り上げたい。
(抜粋)
「この職場で働くのが嫌なのであれば、辞めてもいい。君は特別な経験をした。社会に対して訴えたいこともあるだろう。でも、社会人として発言していってくれ。労働も納税もしない人間が社会に訴えても、それはただの負け犬の遠吠えだ。君は、社会人たりなさい。」
これは本村さんの上司・日高良一さん(新日鐵)の言葉である。
会社を辞めようとしたときに、日高さんはこのような言葉をかけた。
「社会人たれ」
強烈な言葉だ。
説得力があり、深い。
本村さんに言った言葉だが
本書を通して、私の心に深く刻まれた言葉にもなった。
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奇異な言い訳をし
世間から怒りの目を向けられていた加害者が
広島高裁で死刑判決をうけた翌日、筆者は加害者に会いに行っている。
本書の最後にその様子が記されている。
彼が本当に変われるなら、
本村さんの闘いが報われるであろう。


【レアチーズ大福】
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【半熟シリーズ】
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